【広島県東広島市】酒蔵連携で新酒イベント


「東広島蔵開き」のポスター

 広島県東広島市の10軒の酒蔵が連携し、新酒の完成を祝うイベント「東広島蔵開き2024」が開催される。4月の毎週土曜日に酒蔵が2~3軒ずつ順番に蔵開き。普段見ることができない酒蔵の見学をはじめ、絞りたての酒を楽しめる。杜氏や蔵人から酒造りの話を聞けることもあり、この時期だけのイベントとなっている。

 主催は参加する酒造会社10社、共催はDMOのディスカバー東広島。

 東広島市は吟醸酒発祥の地といわれる。市内には10軒の酒蔵があり、JR西条駅周辺にある西条酒蔵通りには七軒の酒蔵がある。いずれの酒蔵も徒歩圏内に位置している。また、安芸津、黒瀬にも酒蔵がある。

 「蔵開き」イベントでは、酒蔵見学、試飲、限定酒の販売などが行われる。ガイドによる西条酒蔵通りツアー、学生が企画する親子向けイベント、デジタルスタンプラリーなども開催される予定。

 「東広島蔵開き2024」の日程は次の通り。

 4月6日=〈西条エリア〉白牡丹酒造、福美人酒造

 4月13日=〈西条エリア〉亀齢酒造、西條鶴醸造

 4月20日=〈西条エリア〉賀茂泉酒造、賀茂鶴酒造、山陽鶴酒造

 4月27日=〈安芸津・黒瀬エリア〉今田酒造本店、金光酒造、柄酒造

 開催時間は午前10時から午後4時まで。酒蔵によって開催時間が異なる場合がある。

 主催者は「酒蔵の人との会話や日本酒をゆったりと楽しんでいただき、魅力を感じていただきたいという思いで、期間中にそれぞれの酒蔵に分散・周遊して訪れるコンテンツとしている。うららかな春の陽気を感じながら、どうぞ東広島10の酒蔵においでください」と来訪を呼び掛けている。

 第1回となった2023年のイベントには、期間中に約1万6千人が訪れ、酒蔵での体験コンテンツや酒蔵巡りを楽しんだ。

 東広島市内では、「蔵開き」イベント以外の日も酒蔵巡りが楽しめる酒蔵があり、他のイベントなども開催されている。

 ディスカバー東広島は、観光庁の登録制度に登録する地域DMO。地域一体で、多様な世代の交流や地域経済の活性化に取り組んでいる。

「東広島蔵開き」のポスター

2023年のイベントの様子

 
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