●飲み方による種類
冷やして良し、燗(かん)をして良し、それが日本酒です。温度によって味や香りが微妙に変化するため、どちらも楽しめます。冷酒の良さ、お燗の良さをそれぞれ知っておきましょう。
■冷酒
吟醸酒や大吟醸酒のような、華やかな香りの日本酒に適した飲み方です。温度によって呼ばれ方も違います。いかにも日本的な呼び名がついています。
・雪冷え
ほぼ5度。酒瓶を冷やし、その表面に結露が生じている状態。香りはあまり立たず、冷たい口当たりで、味わいの繊細さがわかりにくいことがあります。
・花冷え
ほぼ10度。酒瓶を冷蔵庫で冷やし、瓶から冷たさが伝わる程度。注いだ直後は弱く感じる香りが、飲むうちに徐々に広がり、細やかな味わいを楽しめます。
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