JTBが10月19日に発表したグループ会社12社計の8月の旅行取扱額は前年同月比3.2%減の1858億1500万円。うち国内旅行は7.5%減の1117億2200万円となった。
国内旅行の内訳を見ると団体旅行は0.7%減。一般団体は2.8%増、教育団体は10.8%減。
企画商品は8.3%減で、うちブランド「エースJTB」は9.3%減。方面別の状況を首都圏発エースの取扱人員で見ると、前年を上回った方面はなし。落ち込みが大きいのは、21.9%減の中国・四国、20.4%減の近畿、15.0%減の沖縄など。
海外旅行は2.7%増の677億5500万円。団体旅行が12.2%増、企画商品が2.9%減だった。
国際旅行は20.5%増の63億3800万円。訪日外国人向けパッケージツアー「サンライズツアー」の9月30日付の人員ベースでの予約状況は、各地の災害の影響で9月が7.4%減。北海道胆振東部地震の起きた北海道が15.3%減、豪雨のあった西日本が25.9%減だった。先行状況は10月が0.2%増、11月が14.2%増、12月が12.0%増となっている。
2018年度4~8月の累計では、総取扱額は1.5%減の7319億900万円。国内旅行は5.2%減の4367億600万円、海外旅行が4.3%増の2567億5300万円、国際旅行が6.6%増の384億5千万円となった。