KNT―CTホールディングスの8月の総取扱額(グループ14社計)は、前年同月比0.1%増の483億2828万円だった。国内旅行が3.9%減の286億7227万円、海外旅行が5.1%増の169億9174万円。外国人旅行は16.7%増の17億419万円となった。
国内旅行の内訳は、一般団体が11.3%増(20億6338万円)、学生団体が23.9%増(24億8481万円)。一般団体、学生団体ともに増加し、団体旅行合計で17.9%増(45億4819万円)となった。国内企画旅行は、メイトが13.6%減の91億5214万円、クラブツーリズム国内は4.3%減の98億5933万円となり、合計で9.0%減の190億3348万円。国内個人旅行は増加し、0.7%増の50億9058万円だった。
海外旅行の内訳は、一般団体は4.2%増、学生団体は2.3%増で、合計が2.9%増の36億9048万円となった。海外企画旅行は2.0%減の85億8248万円、海外個人旅行は23.6%増の47億1880万円だった。
区分別に見ると、国内一般団体は職場旅行や趣味、テーマ旅行などの取扱人数が増加したほか、国際会議などの取り扱いで増加した。国内学生団体は、修学旅行や各種大会の取り扱いが拡大し増加した。メイトは、関東や首都圏方面は好調に推移したが、東北や関西、沖縄、中国、四国方面が低調だった。クラブツーリズムは、国内旅行部門は道東や北東北、東海、伊勢、南紀、中部、九州などが好調に推移。バス旅行部門は名古屋発は日帰り旅行を中心に順調に推移したが、西日本豪雨の影響が残る関西が低迷した。
また、国内旅行全般で台風の上陸によるツアーの取り消しや購買意欲の低下が取扱高の減少に影響した。