日本旅行の2020年10月の販売実績は、総販売高が前年同月比64.0%減の149億7080万円だった。国内旅行は同社の企画商品「赤い風船」が前年同月比0.9%増と、19年9月以来、13カ月ぶりに増加。ただ、国内全体は団体旅行の大幅減で39.5%減、145億3756万円にとどまった。海外旅行(97.7%減、2億6727万円)と国際旅行(97.3%減、1億6562万円)は前年を大きく下回った。
国内のうち、企画商品が2.8%減の70億4610万円と、ほぼ前年並みになった。同月はGo Toトラベルキャンペーンの東京発着が解禁。その影響と見られる。自社企画の赤い風船が0.9%増の69億5651万円。他社企画は74.6%減の8958万円にとどまった。
国内団体は63.8%減の34億8164万円。一般団体(81.5%減、8億9690万円)、教育旅行団体(45.8%減、25億8473万円)ともに大きく減少した。
JR券、航空券、一般宿泊などの個人旅行計は43.9%減の40億982万円。
海外は企画商品が99.9%減の216万円。団体が99.3%減の1843万円。一般団体、教育旅行団体ともに99.3%減少した。企画商品以外の個人旅行は95.3%減。
1月からの累計は、総販が前年同期比72.9%減の1020億5527万円。このうち国内は65.0%減の814億1839万円。海外は86.4%減の140億7188万円。国際は84.2%減の64億4633万円。