エイチ・アイ・エス(HIS)の2020年11月の総取扱高(グループ6社)は、前年同月比83.1%減の60億6725万円だった。国内旅行が同28.3%増の56億9620万円、海外旅行が同98.8%減の3億4638万円。訪日旅行は99.0%減の2466万円となった。
国内旅行は、Go Toトラベルキャンペーンの利用が増加したことに加え、国内旅行をメインとしたフェア商品を展開したことから沖縄、九州を中心に予約が好調に推移した。特にオンラインでの取り扱いが増加した。一方、11月後半には札幌市、大阪市などでGo Toトラベルの一時停止や自粛要請が入るなど、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた。
海外旅行は、新型コロナウイルスの影響から、全方面で主催旅行をツアーキャンセルとしたため大幅な減少に。訪日旅行は、再び日本国内で新型コロナウイルス感染症が拡大したことに加え、海外渡航制限措置が継続したことで減少した。