KNT―CTホールディングスの2020年11月の総取扱額(グループ14社計)は、前年同月比52.0%減の227億526万円だった。国内旅行が23.4%減の218億2242万円、海外旅行が99.3%減の1億276万円。外国人旅行が98.5%減の5354万円となった。
国内旅行の内訳は、一般団体が79.3%減(8億59万円)、学生団体が45.7%減(32億4845万円)。一般、学生団体ともに減少し、合計で58.9%減(40億4905万円)となった。国内企画旅行は、メイトが50.6%増の70億1959万円、クラブツーリズム国内は16.0%減の88億5787万円、合計で4.2%増の158億9850万円。国内個人旅行は44.5%減の18億7486万円だった。
海外旅行の内訳は、一般団体は99.9%減、学生団体は98.5%減で、合計が99.3%減の3770万円となった。海外企画旅行は99.9%減の50万円、海外個人旅行は98.2%減の6455万円だった。
区分別に見ると、国内一般団体は大人数での移動を避ける傾向が続き取り扱いが減少に。国内学生団体も修学旅行の再開の動きがあったが減少した。国内企画旅行は、Go Toトラベルの効果で家族や友人などの少人数単位で催行するツアーや宿泊商品などを中心に前年を上回った。
海外一般団体、学生団体、海外旅行企画は、国際的な新型コロナウイルス感染者拡大で旅行の中止や延期の影響や、航空路線の運休、減便が続いていることなどから取り扱いが減少した。
外国人旅行は、国際的な人の往来再開に向けた段階的措置の開始や、水際措置手続きの変更があったものの対象地域が限定的であること、レイルパスなどの払い戻しの結果、前年を下回った。