JTBが21日に発表したグループ会社12社計の11月の旅行取扱額は前年同月比0.3%減の1519億7400万円。うち国内旅行は2.1%減の930億8900万円となった。
国内旅行の内訳を見ると団体旅行は4.5%増。一般団体は7.7%増、教育団体は4.3%減だった。
企画商品は4.4%減で、うちブランド「エースJTB」は5.2%減。方面別の状況を首都圏発エースの取扱人員で見ると、1.6%増となった九州のみが前年を上回った。15.1%減の近畿、13.9%減の沖縄、11.0%減の中国・四国などが前年を下回った。
海外旅行は1.3%増の507億3千万円。団体旅行が8.4%増、企画商品が5.4%減。
国際旅行は13.4%増の81億5400万円となった。訪日外国人向けパッケージツアー「サンライズツアー」の1月10日付の人員ベースでの予約状況は、12月が15.1%減。方面別では沖縄が249.0%増、北海道が77.6%増、中部が50.0%増と好調だった。先行状況は1月が0.1%減、2月が22.3%増、3月が13.7%増となっている。
2018年度4~11月の累計では、総取扱額は2.0%減の1兆1759億7400万円。国内旅行は5.0%減の7007億7400万円、海外旅行が2.5%増の4118億2500万円、国際旅行が5.5%増の633億7500万円だった。