JTBが4月25日に発表したグループ会社12社計の2月の旅行取扱額は前年同月比3.9%減の1185億7500万円だった。うち国内旅行は1.3%減の674億2100万円となった。
国内旅行の内訳を見ると団体旅行は1.3%増。一般団体は1.9%増、教育団体は6.2%減だった。
企画商品は5.0%減で、うちブランド「エースJTB」は6.8%減。取扱人員では9.2%減で、これを方面別に見るとすべての方面で前年割れ。特に、13.3%減の東北、13.2%減の沖縄、12.4%減の近畿の落ち込みが大きかった。
海外旅行は8.0%減の448億1900万円だった。団体旅行が19.4%減、企画商品が4.9%減と共に振るわなかった。
国際旅行は0.6%減の63億3500万円だった。訪日外国人向け商品「サンライズツアー」の4月6日付の人員ベースでの予約状況は、3月が4.3%減。先行状況は4月が1.6%増、5月が10.4%増、6月が11.7%増となった。オンライン予約サイト「ジャパニカン」での宿泊先都道府県別上位は1位が北海道、2位が山梨県、3位は東京都。4位の神奈川県は欧米やシンガポールからの予約が増加し、伸び率では2.2%増と好調だった。居住国別では1位香港、2位中国、3位台湾の順となった。
2018年度18年4月~19年2月の累計では、総取扱額は1.7%減の1兆5364億500万円。国内旅行は4.2%減の9119億9600万円、海外旅行が1.6%増の5424億7700万円、国際旅行が5.1%増の819億3200万円だった。