阪急交通社が8月14日に発表した6月の旅行取扱額は、前年同月比99.5%減の1億5895万円だった。
国内は98.2%減の2億1163万円。外出自粛要請を受けて、添乗員同行の募集型企画旅行が全方面催行中止となり前年を大きく下回った。しかし、6月後半に都道府県をまたぐ移動制限が解除されたことから、フリープランは回復の兆しがみられた。
海外旅行はマイナス5299万円(前年同月171億6633万円)。日本からの海外への渡航制限や各国の入国制限により、募集型企画旅行が全方面催行中止になり大きく減少。運休などによる航空券の取り消しもありマイナスとなった。
外国人は32万円(同2億4018万円)。日本への入国制限の影響が大きかった。
国内は回復の兆し 阪急阪神BT
阪急阪神ビジネストラベル(BT)の6月の取扱額は、前年同月比95.4%減の1億5958万円。国内は移動制限が解除されたことによりわずかに回復の兆しがみられ、86.9%減の3286万円。海外は企業出張が大きく減少したが、一部で渡航需要があり、96.1%減の1億2672万円、外国人はゼロだった。
総販は860万円 阪神TI
阪神トラベル・インターナショナル(TI)の6月の取扱額は、前年同月比96.9%減の859万円。国内は77.8%減の166万円、海外は97.5%減の693万円。