HISが7月31日に発表した6月の旅行取扱高は前年同月比255.1%増(2019年同月比38.7%減)となる216億7348万円だった。国内旅行は、全国旅行支援の駆け込み需要があり、同44.0%増の43億5234万円。19年同月比では6カ月ぶりの2桁増(13.2%増)となった。
取扱高は、HISとグループ5社(オリオンツアー、クオリタ、クルーズプラネット、ジャパンホリデートラベル、HIS沖縄)の社内取引を相殺した旧会計基準の数字。
国内旅行は、強化方面である沖縄、北海道のレンタカー付きプランをはじめとする付加価値を付けたツアー商材が好調に推移しており、取扱高をけん引した。国内バスツアーでは、学生から30代までが19年同月比で90%増と大幅に伸びており、旬のさくらんぼ狩りを中心に、あじさい鑑賞やホタル鑑賞など季節感のあるツアーが好調だった。
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