JTBが10月25日に発表したグループ会社11社計の8月の旅行取扱額は前年対比5.1%減の1764億4400万円だった。うち国内旅行は7.6%減の1031億2900万円となった。
国内旅行の内訳を見ると団体旅行は0.3%減。一般団体は2.7%減、教育団体は7.4%増だった。
企画商品は13.1%減で、うちブランド「エースJTB」は10.6%減。エースの取扱人員は13.9%減で、方面別では1.5%増となった中国四国のみが前年を上回っている。落ち込みが大きいのは、20.8%減の九州、19.5%減の関東、16.7%減の中部。
海外旅行は3.5%減の654億1300万円となった。団体旅行が0.5%減、企画商品が2.6%減だった。
国際旅行は22.8%増の79億200万円となった。訪日外国人向け商品「サンライズツアー」の10月5日付人員ベースでの予約状況は、9月が3.6%増、4~9月累計が1.5%減。オンライン予約サイト「ジャパニカン」での宿泊人数の都道府県別トップ5は(1)北海道(2)東京都(3)沖縄県(4)神奈川県(5)山梨県の順。昨年1位だった沖縄県がシェアを落として3位となった一方、山梨県がシェアを伸ばしトップ5に入った。
2019年度4~8月累計は、総取扱額が0.8%増の7378億2500万円。国内旅行は1.1%減の4319億800万円、海外旅行が2.3%増の2625億7600万円、国際旅行が12.7%増の433億4100万円だった。