KNT―CTホールディングスの2020年8月の総取扱額(グループ14社計)は、前年同月比91.1%減の40億3087万円だった。国内旅行が87.1%減の33億7253万円、海外旅行が97.1%減の2億2107万円。外国人旅行は5192万円の損失となった。
国内旅行の内訳は、一般団体が79.5%減(3億3450万円)、学生団体が85.3%減(3億7089万円)。一般、学生団体ともに減少し、合計で83.1%減(7億540万円)となった。国内企画旅行は、メイトが79.2%減の17億2398万円、クラブツーリズム国内は99.1%減の8772万円、合計で89.8%減の18億2060万円。国内個人旅行は同79.7%減の8億4652万円だった。
海外旅行の内訳は、一般団体は97.8%減、学生団体は97.5%減で、合計が97.6%減の9126万円となった。海外企画旅行は99.9%減の111万円、海外個人旅行は97.1%減の1億2869万円だった。
区分別に見ると、国内一般団体、国内学生団体はともに、都道府県を超えた移動制限が解除されたものの大人数での異動を避ける傾向は続き、取り扱いが減少した。国内企画旅行では、メイト、クラブツーリズムともにGo Toトラベルキャンペーンが開始されたが、域内移動が多いことや「東京都を目的地とする旅行」「東京都に居住する方の旅行」が対象外となっていたことから販売の大きな回復とはならなかった。
海外一般団体、学生団体、海外旅行企画は、国際的な新型コロナウイルス感染者拡大で旅行の中止や延期の影響や、航空路線の運休、減便が続いていることなどから取り扱いが減少した。
外国人旅行は、入国制限措置などの水際措置の継続などの影響を受けるほか、売り上げ計上がほぼない中でのレイルパスなどの払い戻しの結果、マイナス計上となった。