「訪日観光客数を今のやり方の延長線上で増やしていくことが日本の未来を、読者の皆さんの未来を持続的に豊かにしていけるだろうか?(中略)新規参入を含めた多様なプレイヤーが大きな方向性を議論する具体的なフレームワーク、そして戦略を構築し、具体的に実現する指針を提示しようというのが本書の目的である」(前書きより抜粋)。
エリア事例・テーマ事例として「観光大国フランスと観光急進都市アムステルダムにみる『暗黙的観光資産』」「アートツーリズムによる観光まちづくり」「ナパバレーのプレミアム・ワインツーリズム」など豊富な事例も紹介。IR事例では海外IRの事業構造を細かく解説する。日本版IRのメリットとデメリットについても、具体的な数字を提示しながら論じている。
価格は2千円(税別)。440ページ。問い合わせは日本経済新聞出版社TEL03(3270)0251。