全国に鉄道の駅は約9500あり、ほとんどが「駅舎」を備えている。その機能や外観は似ているように見えても、丹念に観察すれば、その路線ならではの個性や地域とのつながりも見えてくる。
杉崎氏はカメラマン・ライターとして旅行雑誌を中心に活動。鉄道史や駅舎をテーマにした取材や研究を手掛ける。著書に駅の構造と歴史をまとめた「駅舎」のほか、駅舎ベスト100を選んだ「日本の駅舎」「百駅停車」「線路周りの雑学宝箱」などがある。
本書では、北海道から九州までの28路線をピックアップ。「駅舎めぐり」という知的好奇心をかき立てる旅へと誘う。
価格は800円(税別)。263ページ。問い合わせは、交通新聞社TEL03(6831)6622。