JAL(日本航空)とANA(全日本空輸)は、数ある日本企業の中でも永遠の良きライバル。長らくJALがトップだったが、経営破綻を機に、1位と2位は入れ替わった。ANAはトップに躍り出たが、JALは再生により抜群の収益力を持つ企業に生まれ変わり、2020年に向けた発着枠争いやLCCの躍進など、激変する航空界でも両社の今後への注目は高い。
杉浦氏は航空アナリスト、首都大学客員教授。利用者サイドに立ったユニークな評論をモットーに活躍中。東京都や成田市の航空および空港問題の委員会委員なども歴任する。著書に「進む航空と鉄道のコラボ」「日本の空はこう変わる」などがある。
本書は、JALとANAの両社を比べ、何がどう違っているのかを徹底分析。保有機数、就航都市、歴史、社風、サービス、顧客満足度、企業戦略などをデータを用いながら紹介する。
価格は800円(税別)。283ページ。問い合わせ先は交通新聞社TEL03(6831)6622。