
本紙でコラムを連載する航空・旅行アナリスト鳥海氏の最新刊。新型コロナウイルスの流行で大きな打撃を受ける航空業界の今と未来をつづっている。
ANA、JALのフルサービスキャリアをはじめ、LCC、外資系エアラインについて、コロナ禍の現状を詳細にわたり解説。最終章の「ポストコロナの航空業界はどうなる?」では、コロナ収束後の各社の路線展開、LCCや世界の航空会社の勢力図を展望している。
「いつかは国内旅行だけでなく、日本人も自由に海外に出かけられ、多くの訪日外国人観光客が日本をめざすようになる。(中略)航空会社の将来は決して暗くない」と断言する著者の言葉は業界で働く人々の希望となるだろう。
定価1650円(税込み)。
発行=宝島社TEL03(3234)4621。