DXが生み出す地域の新たな可能性を探った。日本の各地域では、過疎化とそれに伴う課題がさまざまあり、日本の人口減少問題にいち早く直面する「前線」に地域は立っていると言える。前線の問題解決のためには大きな変化が求められ、DXは待ったなしの状況にある。地域が今後いかにオンラインツールを活用し、DXに取り組むべきか、分かりやすく論じている。
第1部では、コロナ禍によって有無を言わせず実施された日本版ロックダウンやテレワークがどのような変化を与えたのかを整理する。後半の第2部は、主に観光・メディア・コンテンツの観点から地域経済とそれを支えるコミュニティのあり方がどう変化しているのかを考えていく。
同書で紹介している、地域や社会にポジティブな変化をもたらす人々の歩みは、共通の課題を抱える人々の道標となるはずだ。
A5判変形、並製204ページ。発行は同文舘出版。定価は1900円(税別)。