
誠文堂新光社(東京都文京区)は、2020年1月14日(火)に、『日本の刃物 研ぎの技法』を発売した。
包丁、大工道具、彫刻刀、剃刀(カミソリ)、鉈(ナタ)…、日本にはさまざまな刃物があり、それらの刃物は使っているうちに切れなくなっていきます。
そこで刃を研ぐことで切れ味を回復させるのですが、刃物によって研ぎ方にも違いがあります。
本書では、包丁、大工道具などの比較的研ぎ方についての情報が多いものから、鰹鉋や彫刻刀、日本剃刀、裁ち鋏などの研ぎ方についての情報が少ない刃物までを、できるだけたくさん取り上げることを目的としています。
研ぎが上手くなれば刃物もよく切れるようになる。
当たり前のことですが、そのためには普段から研ぐ習慣を身につけたいものです。
そのための研ぎ場の作り方や、砥石の種類、また伝統的な手法で作る刃物の生産現場なども紹介します。
【目次抜粋】
●包丁の研ぎ 三徳包丁・和牛刀・柳刃包丁・出刃包丁・包丁鍛冶の仕事・鰹鉋
●大工道具・彫刻道具の研ぎ 追入れノミ・平台鉋・切出し小刀・白引き・罫引き・小道具・彫刻道具
●日本剃刀の研ぎ 日本剃刀・剃刀鍛冶の仕事
●屋外・園芸用の刃物の研ぎ 腰鉈・園芸用の刃物・草刈鎌・木鋏・刈込鋏
●裁縫・革用刃物の研ぎ 裁ち鋏・握り鋏・革包丁
●刃物研ぎの基礎講座 刃の各部名称・人造砥石・天然砥石・研ぎ場と研ぎの準備・刃物の手入れと保管
【書籍概要】
書 名:日本の刃物 研ぎの技法
編 者:大工道具研究会
仕 様:B5判、160ページ
定 価:本体3,500円+税
発売日:2020年1月14日(火)
ISBN:978-4-416-61970-4