ジャン=リュック・ゴダール、アンドレイ・タルコフスキー、鈴木清順など…
錚々たる映画監督作品のポスターデザインを手掛けてきた映画ポスターデザインの第一人者・小笠原正勝氏の全仕事を網羅!
手掛けたポスター約500点をジャンル、時代ごとに掲載し、映画ポスターにまつわるエピソードを収録。
ミニシアターブームに大きな役割を果たした、フランス映画社のバウシリーズをはじめ、映画好きならば一度は目にしたことのあるビジュアルと、ポスターデザインにまつわるエピソードで、映画の近現代史を一気に駆け巡る!
【目次】
監督たちとの出会い―20人の監督に捧げる―
Introduction ポスターデザインという仕事
SCENE1 東宝東和作品
SCENE2 ATG(日本アート・シアター・ギルド)映画作品
SCENE3 BOW(BEST FILMS OF THE WORLD)シリーズ作品
SCENE4 エキプ・ド・シネマ作品
特別寄稿 図形の方舟―小笠原正勝の映画ポスター術 岡田秀則
SCENE5 日本映画作品(邦画5社編)
SCENE6 日本映画作品(自主制作編)
SCENE7 ヨーロッパ映画&アメリカ映画作品
SCENE8 ロシア(ソビエト)映画作品
SCENE9 中国映画&アジア映画作品
SCENE10 ドキュメンタリー映画作品
SCENE11 映画祭・特集上映作品
デザイン・ア・ラ・カルト
SCENE12 演劇・舞台作品
Outroduction めぐりあう人々とデザイン
小笠原正勝 年譜(経歴)―仕事とその周辺
映画ポスターデザインリスト(制作年順)
映画祭・特集上映関係ポスターデザインリスト(制作年順)
演劇・舞台作品ポスターデザインリスト(制作年順)
【著者プロフィール】
小笠原 正勝(おがさわら・まさかつ)
1942年、東京生まれ。グラフィックデザイナー。
武蔵野美術短期大学商業デザイン科を卒業後、デザイン制作会社である東宝アートビューロー(現・TOHOマーケティング株式会社)で演劇ポスターや映画広告のデザインを担当。1976年、フリー。ATG(日本アート・シアター・ギルド)の映画ポスターを制作し、『股旅』(市川崑監督)がカンヌ国際映画祭第1回ポスターコンクールでグランプリを受賞。また、岩波ホールのエキプ・ド・シネマや、フランス映画社のBOWシリーズのアートワークに携わるほか、歌舞伎をはじめとする演劇ポスターも数多く制作。現在、映画と映画館の本『ジャックと豆の木』(シネマ・ジャック&ベティ発行)の企画・責任編集も務める。
【書籍概要】
書 名:映画と演劇 ポスターデザインワークの50年 知られざる仕事師の全仕事
著 者:小笠原 正勝
仕 様:B5判、320ページ
定 価:本体4,000円+税
発売日:2020年4月8日(水)
ISBN:978-4-416-52031-4