国連世界観光機関（ＵＮＷＴＯ）によると、２０１６年の国際観光客数は１２億３５００万人と増大。１７年の訪日外国人数も２８６９万人と過去最高となった。３０年には世界の国際観光客数が約１８億人、訪日外国人数が６千万人となり大交流、国際観光時代の到来が予測されている。
山上氏は、観光経営学者。日本大学大学院商学研究科博士後期課程満期退学商学博士取得後、日本大学教授、同志社女子大学教授を経て、現在は梅花女子大学食文化学部教授、同志社女子大学名誉教授、石川県人会副会長などを務める。主な著書には「食ビジネスのおもてなし学」「ホスピタリティ・ビジネスの人材育成」などがある。
本書は、本紙コラム「食と観光」の１５年４月から１７年６月まで約２年間の執筆を加筆、修正。おもてなし観光のウンチクを語るネタ本として、「観光ビジネスは大根役者に勝てるか」「童話ウサギとカメはＷｉｎ―Ｗｉｎの目線か」「『商』は『笑』で『勝』に通じるがその逆は」「食のおもてなしは六何の法則で考えると」など全１６２のテーマをコラムでさばく。
観光学の視点から「食のおもてなしとはどのようなことか」を明らかにする観光に携わる人のバイブルとなる１冊。
価格は１５００円（税別）。３２１ページ。問い合わせ先は鳥影社ＴＥＬ０３（５９４８）６４７０。
