草花の息吹伝える「大雪 森のガーデン」
人とともに育まれた大雪森のガーデン~10年を振り返って
北海道 上川町長 佐藤芳治氏
神々の遊ぶ庭大雪山の麓にある上川町旭ヶ丘地区に、2014年4月26日、「大雪森のガーデン」がグランドオープンしてから来年で10年を迎えます。
「大雪森のガーデン」は、約900品種の草花が色彩豊かな「森の花園」エリア、起伏ある地形の中でたくましく生える樹木や山野草に癒される「森の迎賓館」エリア、秘境のような深い森の中でさまざまな遊びを体験できる「遊びの森」エリアの三つのエリアで構成されています。
園内には、フレンチの巨匠・三國清三氏がプロデュースしたガーデンレストランとヴィラが併設され、毎年たくさんの観光客が訪れています。
グランドオープンの翌年には、園内の美化活動や周辺の景観保全を行いながら自らの健康維持を図ることを目的にした「いきいきおもてなしスタッフ」制度が始まりました。ボランティアスタッフとして毎年約30人を超える町民の方から登録があり、6月上旬から9月中旬までの期間中、園内や周辺の清掃活動をはじめ、観光客へのおもてなし活動などに従事しています。
自宅に町外から親戚やお客さんが訪れた時は、うちの庭を自慢するようにガーデンへ連れていく、そんなスタッフの方がたくさんいます。そうした姿が自然に見られる「大雪森のガーデン」は多くの町民の皆さんに支えられています。
また、地域おこし協力隊員がガーデンの芝生の上で行うヨガ体操や園内にあるピザ窯で実際にピザを焼く体験イベントを毎年開催しています。
昨年には、地域おこし協力隊員OBが、町内でイベント会社を起業し、大雪山の雄大な景観の中でオリジナルのウエディングをプロデュースする「ガーデンフォトウエディング」を企画運営するなど、当園にとって、移住者の方々は欠かせない存在となっています
「大雪森のガーデン」は、町内外を問わず多くの仲間に育まれ、ともに歩みを進めてきました。
今年もまた、たくさんの仲間と一緒に、皆さんをお待ちしておりますので、当園へぜひお越しください。
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