予約業務の効率化に
群馬県草津温泉の「喜びの宿 高松」は、草津のシンボル「湯畑」から徒歩4分弱、共同浴場「大滝乃湯」から同1分と恵まれた立地にある。“日本一の名湯”草津を代表する宿の一つだ。
客室はウッドデッキから周囲の山々を望む「プレミアムルーム」、室内に湯畑源泉を引いた「セミスイート」をはじめ、全104室。大浴場も湯畑源泉を引き、広々とした浴槽と露天風呂で楽しむことができる。「大鍋料亭」「料亭」「メインダイニング」「客室」と、四つの場所で味わえる会席料理はA5ランク上州和牛など地元の素材をふんだんに使った料理長自慢の逸品だ。
人気旅館の同館だけに、予約業務も多忙を極めるが、新日本コンピュータサービスのPMS「フロントシステム」を活用し、業務の効率化、上質なサービス提供を実現している。
「旅行会社やOTA、自社ホームページなどインターネット経由の予約情報がフロントシステムに自動で取り込まれる。予約の変更があった際も情報が自動更新され、スタッフの手を煩わせることがない」と同館予約課長の佐藤大輔さん。ネット経由の場合はスタッフが予約情報を手入力する必要がない。近年の旅行の個人化、ネットでの予約の増加で、フロントシステムの存在価値は年々高まっているという。「手書きの台帳を使っていた時代から隔世の感」と佐藤さん。
蓄積された顧客データは宿にとって貴重な資料だ。同館では同意を得られた顧客に対し、「お得な情報」を伝えるダイレクトメール(DM)を送付している。このDMリストの作成や発送作業でもフロントシステムが活躍している。
フロントシステムを導入した喜びの宿高松(露天風呂「泉」
ホテルシステム(PMS)で40年の実績 | 新日本コンピュータサービス