国内各地を結び、世界へ発信する
~晴れの国・岡山から世界へ~
江戸・明治時代に日本の交易を担った「北前船」に関連する自治体や事業者が連携し、各地域の活性化や地域への貢献、国内外からの誘客に取り組んでいる。その旗振り役が「北前船交流拡大機構」(濵田健一郎理事長)だ。同取り組みをさらに拡大し、新たな局面へと展開していく「北前船寄港地フォーラム」の第33回大会が、10月6日に岡山県で開催された。「北前船と吉備の穴海~海と川が織りなした文化・産業~」のテーマのもと、各登壇者が取り組み事例や今後の展望を発表し、課題とその解決策を提示した。同機構の取り組みをより広域に伸張させ、さらに広大なネットワーク構築を目指し設立された地域連携研究所(同理事長)の第4回フォーラムも前日の5日に開催された。両フォーラムの内容を、各登壇者の講演を中心に振り返る。
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