宿泊業界のSEO対策で必要な五つのポイントについて紹介しよう。今回はこのうち三つを説明する。
ポイント(1)従来通り=Google(グーグル)の検索アルゴリズムは変化していくが、基本的な対応は従来通りで十分だ。被リンクの獲得(量より質を重視するhttp://hanasakigani.jp/被リンク数を確認できる)▽サイト構造の設計(コンテンツを整理する1ページ1キーワードの法則)▽有益なコンテンツを作る(ユーザーにとって有益な情報でお伝えする)―の三つは最低限対策すべき内容だ。最も重要なことは、予約を増やすために自社の強みと関連した対策キーワードを定めることだ。
ポイント(2)構造化データ=グーグルが高く評価するコンテンツの最低条件の一つが「整理された情報」だ。サイト設計すなわち書籍の編さんとも言われ、章、段落、小段落ごとに、どんな情報をユーザーに伝えるか明確にすることが重要だ。
グーグルに対しても、サイトコンテンツを容易に把握できるようにするための対策が「構造化データ」だ。(構造化データテストツール、https://search.google.com/structured-data/testing-tool/u/0/?hl=ja)
宿泊業界において、「地域名+ホテル」「地域名+旅館」「地域名+宿泊」など特定のキーワードの検索に対して、GoogleMAP上に表示させるためには必須の対応となる。
ポイント(3)E―A―T=E―A―Tとは、専門性・権威性・信頼性の総称で、グーグルの造語だ。ユーザーにとって有益なページは全て、専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthness)が非常に重要だ。
専門性の例=温泉ソムリエによる正しい温泉の入り方、ソムリエによる和食に合うワイン講座など、専門的な知識や経験を元に何かに特化したコンテンツを作成することでグーグルに評価されやすくなる。
権威性の例=ホテル評論家から、施設を紹介してもらい、その内容をサイトに掲載するなど、どのようなバックグラウンドを元に、情報が発信されているか、その情報が信頼に値するものかを判断する指標だ。
信頼性の例=宿泊施設の企業情報、受賞歴など、信頼性を高める情報を掲載する。また、第三者評価(お客さまの声、クチコミ)、お客さまからの評価もテキストで掲載する。ターゲットを明確にし、その人にとって役立つコンテンツを作成することが重要だ。
最新のアルゴリズム対応ができているか、ご自身のサイトをチェックしてみてください。次回、残りの二つのポイントについて紹介する。
(コレリィアンドアトラクト代表取締役)