【直販を増やす】デジタルマーケティングトレンド50 松本慶大


松本慶大氏

 2022年のデジタル消費トレンドについて、チーターデジタルによる最新の消費者のデジタル領域においての購買行動トレンドが発表された。主に、パーソナライゼーション、プライバシー、one to oneマーケティング、デジタル広告、ブランドロイヤルティについてのコロナ禍を経た最新のトレンドだ。

 ※参照 https://www.cheetahdigital.com/report/digital-consumer-trends-index-content-hub-2022/

 ホテル業界においても、ロイヤルティプログラム(会員プログラム)の展開強化、メルマガやSNS、アプリなど、顧客と個人的につながるツールが活用され、デジタルマーケティング活動の重要性が改めて認識されている。

 最新のトレンドによると、

 ▽消費者のほぼ4分の3は、自分のお気に入りのブランドが責任を持って個人データを使用し、顧客として扱ってくれることを望んでいる。かつてはほとんどのブランドにとってプライバシーは後回しにされていたが、今では価格、製品、顧客体験と同じくらい重要な差別化要因として考えられている。

 ▽半数の消費者(50%)が、過去12カ月間に受け取ったEメールから購入体験をしたことがあり、メルマガ経由の購入件数は昨年より9%増加した。

 ▽消費者は、ブランドから受け取るメッセージの量にも満足している。どのようなメッセージを受け取りたいかというと、消費者は、割引(70%)、ブランド価値のストーリー(65%)、ロイヤルティプログラム(71%)、VIPオファー(68%)、特別扱い(優待、特典)(73%)、無料オファー(72%)、期間限定セール(55%)について、もっとメッセージを受け取りたいと思っているようだ。

 ▽会員プログラムに参加する消費者の数は前年比11%増加。

 ▽40%の消費者は、前年に比べ、会員プログラムへの参加に前向きである。

 ▽会員プログラムを好まない消費者は前年比38%減少している。

 データが示すように、ロイヤリティプログラムで顧客を個人として理解し、個別のアクション(メルマガなど)で顧客とつながることは、購買増にもつながるし、顧客もそれを求めているという結果となった。

 顧客との関係を維持させるためのマーケティング活動を行い、ロイヤリティを高めることで優良顧客へと成長させる。チェックアウト後に、お客さまとつながっている価値(Engagement Value)を高める取り組みをデジタルマーケティング(メルマガ、DM)により行い、直販を伸ばす取り組みFRM(Fan Relationship Management)プロジェクトとして、弊社でサポートしている。

 (コレリーアンドアトラクト代表取締役)

 
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