ホテル、旅館のサイトへのアクセスログ(GA4)解析を毎月行っているが、Google Business Profile(グーグル・ビジネス・プロフィール、以下、GBP)経由の流入数と宿泊予約が増えている。今回はGBPの基本について紹介する。GBPとは、グーグルマップ検索、グーグル検索で表示される企業や店舗などの情報を管理できるツール(※GBPは無料で利用できる)。GBPに登録し、プロフィールを編集して内容を充実させることで、ユーザーが特定のキーワードで調べた時に施設のGBPが上位表示されやすくなる。これを「MEO」(Map Engine Optimization)対策と言う。宿泊業界とは非常に相性が良い集客施策だ。GBPを用いることで期待できる効果は大きく三つ挙げられる。
(1)検索結果上で見つけやすい(視認性が高い) スマートフォン・パソコンともに、Google検索ではGBPによる情報が他の記事・コンテンツより上位表示される。地図情報も合わせて表示されるので、非常に視認性が高く、ユーザーに施設を認知させることが可能だ。
(2)利用ユーザーが多く、新規ユーザーの獲得可能性が高い GBPで地図上に表示される情報を拡充することは、そのまま新規ユーザー獲得の可能性を高めることでもある。
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