今年1月18日に開店した「駅たびコンシェルジュ福島」は、前身である「びゅうプラザ福島駅」の時代からご利用いただいているリピーターのお客さまが多くいらっしゃる店舗です。
今回のセミナーで取り上げた只見線は、2011年7月の新潟・福島豪雨で被災し、長らく不通となっておりましたが、今年10月1日、11年ぶりに全線で運転を再開しました。沿線自治体からの期待も高く、全国的にも注目される「只見線全線運転再開」をさらに盛り上げるため、同時期にJR東日本びゅうツーリズム&セールス(VTS)創業30周年を記念して駅たびコンシェルジュ各店舗で開催された「まるごとVTSウィーク」に合わせ、運転再開直前の9月には記念イベントを企画しました。
びゅうプラザ時代には、店舗主催のイベントやセミナーを、スタッフ自らが実施するとは夢にも思っておらず、開催に向けた現地取材、動画の撮影、編集、当日の投影資料の作成などはゼロからのスタートばかりで、大変苦労しました。しかしながら、JR東日本グループ内外の企業や地元自治体の皆さまのご支援をいただき、只見線や沿線地域の魅力が伝わるようイベント準備を進め、全線運転再開を目前に控えた9月上旬に、「只見線の魅力紹介セミナー」「奥会津郷土写真家 星賢孝氏只見線写真展」を無事に開催することができました。
当日は、セミナー、写真展ともに県内各地、さらには県外からのお客さまにもご来店いただき、「只見線に乗って旅をしてみたい」「実際に現地を訪れてみたい」など好評の声を頂戴できました。
今後も駅たびコンシェルジュ福島では東日本エリアの観光情報の発信拠点として、地域との連携を強化していきます。そのために、地域の魅力を「リアルとオンライン」を活用するイベントの企画などを通して発信し、観光流動の活性化を後押ししたいと考えています。また、これからもお客さまに楽しいご旅行を提供できる店舗づくりに努めてまいります。