地球を安心して暮らせる環境に維持するために、地球温暖化防止に向けて世界規模でカーボンニュートラルに向けた取り組みが進められています。
現在、世界では、カーボンニュートラルを目指して、化石燃料を再生可能エネルギー(太陽光、風力、地熱、バイオマスエネルギーなど)に変えて、CO2の削減を進めていますが、わが国は、国土の3分の2が森林で深い海に囲まれて平野が少ないなど、太陽光や風力発電に適した地形が少ないために、建設コストが高いこともあって、再生可能エネルギーへの変換は遅れがちで、脱炭素社会に向かって比較的早急に利用しやすいバイオマスエネルギー(木材=木質ペレット)への変換が急務となっています。
わが国にはペレット製造工場が136あり、年間15万8千トン製造(2022年)していますが、海外からも440万7千トン輸入するなど、自給率は3・5%に過ぎません。
国産ペレットの価格は輸入ペレットの2~3、4倍と言われていますが、海外品は多量に作られた粗悪なものが多いので、ボイラやストーブに使うペレットは、JASや日本木質ペレット協会の品質規格を満たした製品を使用した方が故障が少なく安全です。
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