産学連携軸に創立50周年
学校法人日本ホテル学院が運営する専門学校日本ホテルスクール。今年で創立50周年を迎えた同校の教育理念は、「礼と節を重んずる人間の育成」「理論と実技の一体化によるサービスの創造」―など。卒業生はホテル・ブライダル・レストラン業界で幅広く活躍している。
同校の教育システムは、欧米のホテル学校を例とし、さらに国内の学校形態をも配慮。独自の教育体系を形成している。ホテル業界の現業部門での技能と知識を習得するために、サービスから経営までの一貫した教育が特徴だ。
開校以降、「産学連携」を軸として教育カリキュラムを組み立て、ホテル・ブライダルを中心に、企業と連携した実践教育を行う。当初から企業実習(インターンシップ)を導入した独自の教育プログラムにより、現場で活躍できるホテリエを育ててきた。「現場で活躍できる人材を育てるには、理論と実技を一体化させることが重要」と同校。また、現在のコロナ禍の中、「学びを止めないことが当校の使命」と話す。
そのため、在校生や教職員、入学希望者らの安全と衛生を最優先し、「感染防止ガイドライン」に基づいた衛生環境を整えた上、教育活動や学校説明会、オープンキャンパスなどを実施する。
実技を身に付けるための実践的な教育もホテルの全面的な協力のもとに展開。昨年12月には、山梨県富士河口湖町の富士ビューホテル全館を貸し切り、2泊3日で特別演習授業を実施した。5月には、東京都豊島区のホテルメトロポリタンで模擬披露宴を実施。ブライダル科の学生が結婚式のコンセプトから進行内容などを担当。ホテル科と英語専攻科と連携し、会場のセッティング、料理サービスなどを行った。
ホテルメトロポリタンでの模擬披露宴
▷専門学校 日本ホテルスクール