日本初のホテル専門学校
東京YMCA国際ホテル専門学校は、今年で創立86年を迎えた日本初のホテル専門学校だ。卒業生は総支配人からサービススタッフ、また、旅館の後継者、経営者まで、あらゆる立場で活躍し、ホテル・旅館業界を担っている。
1972年に始まった1年制の「ホテル専攻科」が2017年度「ホテル旅館経営学科」にリニューアルした。「ホテル・旅館の後継者・経営者育成の環境強化が主な目的」と同校。
カリキュラムはマネジメント、マーケティング、アカウンティングを基盤とし、管理理論と実務に特化した講義をラインアップ。実践的マネジメントを中心に幅広い知識、実務を身に付ける。特別授業では、宿泊産業に特化したビジネススクール「宿屋大学」が主催する講座に参加し、日本の宿泊産業をけん引する著名なキーパーソンの講師や受講者とのつながりが生まれ、人脈づくりにも役立っている。
ホテル業界に就職を目指す者はもちろん、ホテル・旅館の後継者も一流ホテルや旅館への就職が可能で、就職サポートも万全。ホテルでの経験を積み後継者となるケースも少なくない。
昨年は開催を見送ったが毎年開催する校友会には多くの卒業生が集い、強靭(きょうじん)なネットワークとしてつながる環境がここにある。
先人たちが守ってきた歴史と伝統を引き継ぎ、次世代のリーダーとしての自信を深める場として、この「ホテル旅館経営学科」は存在し、将来を担う人材を輩出することがYMCAの大きな使命だ。
卒業生が集う校友会はさまざまな情報共有の場