鳥取県は、9月1日のベニズワイガニ漁の解禁に伴い、地域の魅力をカニと共に発信する「蟹(かに)取県ウェルカニキャンペーン」を開始した。毎年、秋冬には鳥取県を「蟹取県」に”改名”し、「蟹取県へウェルカニ」を合言葉にキャンペーンを実施している。11年目となる今年のキャンペーンアンバサダーは、人気タレントのゆりやんレトリィバァさんが務めている。
「蟹取県ウェルカニキャンペーン」の主な内容は次の通りだ。
【泊まって当てよう】対象の宿泊施設に宿泊すると、毎月100人、計600人にカニが当たる。期間は2025年2月28日まで。
【食べて当てよう】鳥取県内でカニ料理を楽しめる店を「蟹バル」として紹介。「蟹バル」での食事やSNS投稿でカニが当たる。期間は9月25日~25年1月31日。
【スタンプを集めて当てよう】スマホで参加できるデジタルスタンプラリー。東部、中部、西部の3コースから好きなコースを選び、スタンプを三つ集めると、特産品の詰め合わせが当たる。期間は25年1月31日まで。
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ゆりやんレトリィバァさんには、「Let’sカニトリカーニバル」のキャッチフレーズと共に「ゆりやん蟹取ィバァ」として鳥取県をPRしてもらう。メッセージ動画も公開している。
また、鳥取県ゆかりのインフルエンサー5人が「蟹取県特派員」として、月2回のペースで地元ならではの情報を動画で発信する。期間は25年1月まで。
詳細はキャンペーンサイト(https://kanitoriken.jp)まで。
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鳥取県は、鳥取県の「カニに関する日本一」をPRしている。
(1)カニの水揚げ量日本一=鳥取県の主要漁港でのカニの水揚げ量の合計は全国1位(水産物流通調査2022年速報値)。
(2)カニの消費量日本一=総務省統計局家計調査で鳥取市はカニの消費量が全国平均の約5倍。また、岩美町の中学校の給食では、卒業前の3年生に地元で水揚げされたカニを1人1尾提供している。
(3)新鮮活カニ出荷日本一=活魚水槽を装備した大型底びき網漁船で漁獲しているため、漁獲後すぐに冷却海水に入れ、生きたカニのまま販売できる。
(4)カニの牧場面積日本一=松葉がにの養殖場「カニ牧場」は、東京ドーム2340個分の広さ(1万1千ヘクタール)がある。
(5)カニにかける想い日本一=鳥取県を「蟹取県」へ改名。大きさ、品質、型ともに最上級の松葉がにを「特選とっとり松葉がに五輝星(いつきぼし)」と名付け、トップブランドとして販売している。