観光庁の宿泊旅行統計調査の第1次速報値で、全国の宿泊施設における2024年5月の延べ宿泊者数は5176万人泊となった。コロナ前の19年同月比で0.7%増、前年の23年同月比で0.8%増だった。外国人は5月として過去最高だったが、日本人は23年同月の実績を下回った。
全体のうち外国人延べ宿泊者数は、19年同月比26.5%増、23年同月比36.4%増の1230万人泊となった。コロナ前との比較となる19年同月比は、23年7月以降、11カ月連続でプラス。訪日外国人旅行者数の回復、増加に伴い宿泊需要が高まった。
一方の日本人延べ宿泊者数は3946万人泊だった。19年5月は10連休のゴールデンウイークなどがあり、19年同月比は5.3%減となった。23年5月には新型コロナウイルスの感染症法上の5類引き下げ、国の観光支援策「全国旅行支援」の実施などがあり、23年同月比も6.8%減とマイナスだった。