手頃な金額で、使いやすい
東京都新宿区にあるワールドジョイントトラベルは、米国のIACE TRAVEL U.S.A.の日本法人として2018年の設立。その一番の目的は訪日事業を拡大してインバウンドを強化すること。米国が母体の会社なためスタッフの9割は英語を話すという。その同社はアイディディ・ソフトウェア提供の中小旅行会社向けの基幹業務システム「アイディディ・トラベルワーカー」を導入し、業務の効率化を図っている。
「以前、勤務していた旅行会社でトラベルワーカーを使っていた。当初は自社開発も考えたが、カスタマイズが必要な上、予算の関係もあり導入を決めた」と訪日事業部長の細川康幸氏。
現在、全国300社以上に導入されているトラベルワーカーは、グーグルのクラウドサービスを利用するため初期費用と月額保守料が不要。月額のアカウント料のみで使える上、インターネット環境さえあればどこからでも操作できる。また、定期的にバージョンアップを実施し、顧客のニーズに応えているほか、最近では訪日外国人旅行者向けのインバウンド予約・決済システムの「インバウンドツアー予約システム」をリリースした。
細川氏は、「手頃な金額で、カスタマイズの必要もなくとても気に入っている」と話す。また、機能や使い方は、触っていれば自然に分かるため、マニュアルを見る必要もないという。「検索もしやすく、大変使いやすいシステム」と評価している。
リモートワークを行っているスタッフもいるが、どこにいても使える点も気に入っている。また、緊急時にはスタッフのスマートフォンから操作できるため、迅速な対応が可能になった。本社への売り上げ報告などもスムーズに行えている。