【観光DX特集】アビリブの多言語コミュニケーションツール「プライムコンシェルジュ」


「インバウンド」「人手不足」を解消

 アビリブ提供の多言語コミュニケーションツール「プライムコンシェルジュ」は、全国約800の宿泊施設が採用。常に機能面の強化を図り、昨年末に、「多言語一括翻訳機能」と「オーダー機能」を刷新した。

 宿泊施設のWEBサイト制作最大手であるアビリブと、グループ会社で、全国千施設以上のコンサルティング実績があるプライムコンセプトが連携。両社によると、時流に適した「インバウンド受け入れ」と「人手不足」を同時に解消するITツールという。

 プライムコンシェルジュはQRコードを読み込むだけで館内情報などを宿泊者のスマートフォンに表示する。館内印刷物は不要になり、さらに最大109言語に翻訳可能なためさまざまな国籍の宿泊者に自国の言語で案内できる。従来であれば1画面1言語ごとに翻訳をする必要があったが、今回のアップデートにより一括で多言語翻訳が可能になった。

 インバウンドだけではなく、国内客も活用できる。例えばチェックイン時の館内説明や設備案内など、全てプライムコンシェルジュ内に記載することでチェックイン時間の削減、フロントへの問い合わせの減少が見込まれる。通常、案内が困難なお勧めの観光スポットや、飲食店の紹介など活用方法は無数にある。DX化により宿泊客への提案の幅は大きく広がる。

 オーダー機能「クイックオーダー」では夕食時の飲み物や追加料理などを気軽に注文でき、売り上げアップと人手不足解消に貢献。また貸し出し備品の注文や貸し切り風呂などの館内施設の予約も可能だ。

 関連商品であるチャットボット「abi―Chat」と連携することで、イレギュラーな質問にもチャットボットが多言語で自動返信可能。

 プライムコンシェルジュはIT導入支援事業ツールに採択されており、利用料金は最大2年分補助対象となる。

pricon@ab-net.co.jp

プライムコンシェルジュ|宿泊施設向け多言語コミュニケーションツール


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