導入施設向けにサポートページ
シーナッツが提供している予約・販売管理システム「TL―リンカーン」は、旅行会社とOTAからの通知を一元管理し、残室・料金調整が一括でできるもの。導入施設は約5700軒で、対応販売先は旅行会社、OTAを合わせて168社。導入後のフォロー・サポート体制の充実と、ユーザーの声を商品、サービスに反映する点が評価されている。
同社ではTL―リンカーン導入施設向けに新機能の操作方法を紹介する無料のオンラインセミナーの開催やアーカイブの動画配信を行っているが、今秋からは、新たに「サポートページ」を開設。TL―リンカーン未導入施設向けの機能紹介動画の公開やセミナーの案内も行っており、システムの導入を検討している施設は誰でもアクセスできる。
同社の取締役営業統括本部長の岩楯隆志氏は、「宿泊施設は現在、売り上げ利益の向上を図ることに関心が高い」と見ている。そういった施設には「人数帯売止機能」の活用を薦めている。
この機能は、稼働に合わせて、各プランを人数帯ごとに簡単に売り止めにできる。例えば宿泊人数1人、2人を売り止めにし、3人以上の予約だけを獲得できるようにすることで部屋単価を上げ、売り上げアップを可能とする。その前提として「共通在庫サービスのような手間をかけずに集客を上げる手段を持つことも必要」と話す。
共通在庫サービスはTL―リンカーン上に部屋とプランを作成するだけで、提携する販売先がその時の状況を確認してから販売する仕組み。そのためオーバーブックの発生がない。大手OTA以外にも幅広く対応し、韓国の旅行会社などとも接続している。
来年2月開催のホテレスショーにも引き続き出展する。「前回は約千人の方に来場いただいた。次回もぜひ、お越しください」と岩楯氏。