阪急交通社、JR東海ツアーズと連携
JRグループの鉄道情報システム(JRシステム)が提供する「らく通with」は、宿泊施設向けのエージェント(旅行会社、予約サイト)の予約、在庫、料金を一元管理できるサイトコントローラー。安価な月額固定料金でコストパフォーマンスに優れており、大手チェーンホテルでも利用されている。
定期的に機能面の拡充を図っているほか、他社との連携にも積極的に取り組んでいる。最近では、阪急交通社の個人向けパッケージ旅行と連携。また、ジェイアール東海ツアーズの「EX旅先予約」「EX旅パック」との連携も開始した。いずれも、らく通の「共通販売機能」を利用して連携している。
この機能は、宿泊施設がらく通withに、プラン、在庫、料金情報を登録すれば、エージェントが定期的に取得し販売するもの。そのため、販売開始までの手間が大幅に軽減される。
連携先の阪急交通社は、航空機や鉄道を利用した個人向けパッケージツアーの販売に注力している。ウェブサイトによる販売のほか、リピーターに向けた施策を積極的に行う。
一方のジェイアール東海ツアーズは、EXサービス会員向けの新たなサービスとして、新幹線と宿泊施設や、現地の交通、観光プランなどを最大1年前からシームレスに予約、決済ができるEX旅先予約、EX旅パックをこの10月から開始している。
らく通は、JRの「みどりの窓口」の予約販売システムを開発、運営する同社の技術力を強みに、宿泊施設の予約、在庫の一元管理システムとして展開。利用者アンケートや、サポートセンターへの問い合わせなどの改善要望を定期的に製品に反映している。また、365日対応のサポート体制の充実も特徴だ。