【観光DX 2】API連携が不可欠 データ仕様の統一化課題


 観光産業の生産性向上

 ◆現状と課題 生産性の低い経営・業務

 〇地域単位での事業者間連携の遅れ 

 サービス提供の業務プロセスが細分化している近年では、業務プロセスの効率化やサービスの高付加価値化を図るためのデジタルツールが多数存在している。観光産業に関して、大手ベンダーからスタートアップまで多くの企業が多様なデジタルツールを提供しており、宿泊事業者においても複数のデジタルツールが導入されつつある。

 一方で、汎用性や互換性が低いデジタルツールも存在し、導入したとしても他業務で使用している既存のデジタルツールと入出力の規格が異なること、データの項目名や半角・全角といったデータの規格が異なることなどから、ツール間の連携ができないことにより、業務効率の最適化まで至らないケースがある。

 ◆解決に寄与するツールと導入時・活用時の阻害要因

 宿泊事業者などにおいて、経営や業務をより効率化・高度化するとともに、付加価値の高いサービスを提供するためには、デジタルツール同士のデータ連携(API連携)が必要不可欠である。

 しかし、その一方で、汎用性や互換性が低いデジタルツールも存在し、導入したとしても他業務で使用している既存のデジタルツールと入出力の規格が異なること、データの項目名やデータの規格が異なることなどからツール間のデータ連携を阻害している。

 このため、手動でのデータ変換や変換ツールの開発が必要となってしまい、業務効率化によるコスト削減を実現するために追加業務や開発費が発生してしまい、生産性を低下させてしまう。

 ◆解決の方向性 地域単位での事業者間連携

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