新型コロナウイルス禍で「サイクルツーリズム」が関心を集めている。密にならず、自分の体力に合わせて手軽に楽しめることが受けているようだ。コロナ禍で落ち込んだ観光需要の喚起につなげようと自治体や企業などの動きも活発化している。
西日本鉄道は、天神大牟田線の特急列車内で、自転車を折りたたまずそのまま持ち込める「サイクルトレイン」の実証実験を10月23日から始める。観光需要喚起に加え、沿線地域の新たなにぎわい創出を目指す。
土日祝日の昼間の時間帯の特急列車を使用。6両編成の1両を自転車持ち込み車両とし、持込料はとらない。乗車運賃だけなので、利用者の負担も少なくて済む。「将来的には、福岡県や県観光連盟が推進するサイクルツーリズムの取り組みと連携し、イベント開催なども検討する」としている。
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