来年3月、北陸新幹線の福井県敦賀市への延伸が実現する予定だ。その日が着々と迫っている。延伸地域では観光需要の増加に期待が高まっており、「100年に一度のチャンス」「金沢開業時(2015年)以上の盛り上がりを」との声も聞かれる。福井はもちろん、富山や石川など周辺地域も熱い視線を送る。
延伸が実現すれば、東京―福井間は2時間53分で結ばれ、米原駅(滋賀県米原市)で東海道新幹線に乗り継ぐ現在と比べて30分ほど短縮される。首都圏との距離はグッと近くなる。
一方、北陸と大阪や名古屋を結ぶ「サンダーバード」などの特急は敦賀止まりとなり、関西圏から福井に向かうには敦賀駅で新幹線などに乗り換える必要がでてくる。
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