【観国之光 453】消えるか「ミス〇〇」 多様性への配慮を重視 観光経済新聞 論説委員 内井高弘


観光PRの担い手「ミス〇〇」(写真と本文は関係ありません)

 地元の観光魅力や名産品などをPRする「ミス〇〇」。容姿端麗で、奇麗な服に「ミス〇〇」と書かれたタスキをかけてPRするさまは、見ていて楽しい(男性目線だ、商品ではない、と批判も受けそうだが)。

 弊社にもこれまで「ミス〇〇」が来社し、観光魅力をアピールしていたが、最近は減ってきたような気がする。新型コロナ禍のせいではなく、「ミス〇〇」の存在自体を疑問視する風潮が強くなっているようだ。

 ダイバーシティ(多様性)という言葉がある。人種・性別・宗教・価値観などさまざまに異なる属性を持った人々が、組織や集団において共存している状態を示す。容姿や年齢、人種で型にはめてはいけない、ということ。

 そうした時代の流れは観光業界にも及んでおり、今後「ミス〇〇」を使ったPR手段がとりにくくなるかもしれない。

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