【観国之光 475】訪日客に寄付募る 観光の意識変わるか? 観光経済新聞 論説委員 内井高弘


訪日客でにぎわう京都。新たな試みは受け入れられるか(写真はイメージ)

 新型コロナ禍の影響をもろに受けたインバウンド市場だが、収束とともに様相は一変。今年上半期(1~6月)は前年同期比6.9%増の1777万7200人となり、過去最高だった19年同期(1663万3614人)を100万人以上上回った。

 23年の訪日客の旅行消費額は5兆2923億円で、こちらも過去最高。消費の目的別では宿泊費が最も高く、買い物よりも体験を重視する傾向が強まっているという。

 先ごろ、神戸市で開かれた日中韓の観光担当閣僚会合では、行き来する旅行者などの数を30年までに、コロナ禍前の水準を1千万人上回る4千万人に増やす目標に向け連携を強化することを確認した。

 インバウンドは国際情勢や疫病などに左右されやすく、過度の期待は禁物だが、今はビジネスチャンスといえる。訪日客が増え、お金を使ってくれれば日本経済も潤う。どう使ってもらうかを真剣に考えたい。

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