エクスペディアは7月1日、「 世界11地域 有給休暇・国際比較調査2024」の結果を発表した。
- 日本で働く人の半数以上が休暇取得に「罪悪感」
休暇の取得について、日本で働く人の53%が「仕事をカバーしてくれる同僚に罪悪感がある」と回答、世界で3番目に多い割合となりました。さらに、2024年に取得する予定の有給休暇の日数について、日本で働く人の52%が「2023年と同じ程度の日数」と回答、21%が「わからない」と回答しました。「罪悪感」の影響もあるからか、休暇取得にあまり積極的でないことが伺えます。
- 日本で働く人の6割が「上司が休暇取得に協力的」
一方で、自身の上司が休暇取得に協力的かについて、61%が「協力的である」と回答。過去の調査の同回答の推移を見てみると、この割合は2020年の65%には及ばないものの、2022年からは3%上昇しました。2019年4月に有給休暇の取得が義務化され、上司や職場の協力体制も徐々に改善されているようです。
- 日本において部下の休暇取得を承認する立場にある人のうち、
9割以上が「休暇を申請されたら柔軟に対応する」と回答
日本で働く人のうち、部下の休暇取得を承認する立場にある人(n=421)の92%が「休暇を申請されたら柔軟に対応する」と回答し、休暇取得に対し、9割以上の上司が実際に協力的であることがわかりました。
- エクスペディアが有給休暇旅行の日程と海外旅行先をご提案!
「有休旅行カレンダー(Travel Calendar)」の提供を開始
「有給休暇の国際比較調査*」にて、日本で働く人は直近の休暇で「リフレッシュできた」と回答した割合が世界で最も高く、また9割近くが「休暇はメンタルヘルスや幸福のために重要」と回答するなど、休暇を取得することの重要性が広く認識されていることがわかりました。しかし、この状況にも関わらず日本の有給休暇の取得率は世界11地域の中で最も低く63%に留っています。
そこで、エクスペディアは日本で働く人に、積極的に有給休暇を取得して海外旅行をしてもらうべく「有休旅行カレンダー(Travel Calendar)」を提供します。各月のページにはその月にベストシーズンを迎えるおすすめ海外旅行先を紹介し、そこへ旅行するにあたりどの日程で有給休暇を取得して、何泊の旅行にすべきかなどをご提案しています。
「有休旅行カレンダー(Travel Calendar)」スマホ壁紙ダウンロードページ
URL:https://www.expedia.co.jp/stories/vacation-deprivation-calendar-2024/
*6月20日に発表した第一弾のプレスリリース(https://www.expedia.co.jp/stories/vacation-deprivation2023/)を参照。
- 有休旅行カレンダー(Travel Calendar)で紹介しているエクスペディアでお得に予約するコツをご紹介
エクスペディアが毎年公開している「旅行節約術」やエクスペディアを使ってお得に予約するためのアドバイスをご紹介します。最高の有給休暇を過ごせるよう、これを参考に海外旅行を予約しましょう!
・安い航空券が見つかりやすいのは日曜日*1
旅程や座席ランクに関わらず、一番お得な航空券を予約できるのは日曜日。日曜日に予約すると、金曜日に予約する場合と比べて平均で約26%お得になります。
・出発日を木曜日にすると安くなる確率アップ*2
旅程や座席ランクに関わらず、一番お得に旅行できるのは木曜日。日曜日に出発する場合と比べ、木曜日に出発すると平均で約21%お得になります。
・午後9時から午前3時のフライトを選ぶと欠航の確率が下がる*3
年間のフライト状況データによると、午後9時から午前3時の間に出発するフライトは、キャンセルされる確率が平均で約32%低いことがわかりました。
*1 ARC が保有する航空会社の販売データベースにおける、2023年1~8月までの日本発の往復航空券の平均価格に基づく
*2 ARC が保有する航空会社の販売データベースにおける、2023年1~8月までの日本発の往復航空券の平均価格に基づく
*3 OAGが保有するフライト データ プラットフォームにおける2023年1~7月までの日本発のフライト状況データに基づく
本調査について
エクスペディアでは、世界中の人々のワークライフバランスを調査するため、「有給休暇・国際比較調査」を2000年から継続して実施して参りました。今年で24年目となる本調査は、アメリカ、イギリス、カナダ、メキシコ、フランス、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランド、日本、香港、シンガポールの11,580名を対象に、世界的な戦略調査会社ハリス・リサーチ・パートナーズがエクスペディアに代わり、2024年3月26日から4月3日の期間にオンラインで実施されたものです。世界平均の許容誤差から判断すると、許容誤差は1~4%、信頼度90%は統計的に有効であるとされています。
※本調査では小数点第 1 位で四捨五入しているため、足し上げても合計数値が 100%とならない場合がございます。