国土交通省は14日、幹部人事を発表した。21日発令の観光庁長官人事では、田端浩長官が退任し、蒲生篤実国交省総合政策局長が就任する。
蒲生氏は、海事局長、鉄道局長、総合政策局長を経て7代目の観光庁長官に就任する。新型コロナウイルスの経済対策として開始される国内旅行の需要喚起事業「GoToトラベルキャンペーン」の執行などが当面の課題となる。
田端氏は、2018年7月の就任以来、約2年間にわたって長官を務めた。北海道倶知安町で開かれたG20観光大臣会合、新型コロナで打撃を受けた観光産業への支援などに手腕をふるった。
蒲生 篤実氏(がもう・あつみ)1985年東大法卒、運輸省(現・国土交通省)入省。総合政策局公共交通政策部長、大臣官房総括審議官を経て、2017年海事局長、18年鉄道局長、19年総合政策局長。福島県出身。59歳。