政府は10日午後、経済対策の裏付けとなる2023年度補正予算案を閣議決定した。観光施策では、「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化」の200億円をはじめ、インバウンドの地方誘客、オーバーツーリズム対策などに予算を計上した。
「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化」では、現在実施中の事業に引き続き、宿泊施設の改修、廃屋の撤去、面的DX化などを支援する。
「地方誘客促進によるインバウンド拡大」として184億円を計上。地域における特別な体験の提供や期間限定のツアーの造成などを支援する。
「訪日外国人旅行者の受入環境の整備」には266億円。各種のインバウンド対応に加え、宿泊施設における省エネ設備投資支援、人材不足対策なども実施する。
「オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業」には50億円を計上した。