チームワークを育むボート体験
若狭美浜はあとふる体験
福井県美浜町は、人口約9300人、町の端から端までは車で約30～40分の距離の中に、日本海の中でも豊富な魚種が取れる「若狭湾の漁村」、ラムサール条約登録湿地にも認定された景勝地「三方五湖」の湖村、山には木々が生い茂り、澄んだ空気と清らかな川が流れる豊かな自然の中で営む「若狭路の農村」。さらには、町の名の通り日本海に面した美しい「水晶浜」が魅力的です。一つの町で漁村文化、湖の文化、農林業の文化を育んでいるため、若狭美浜はあとふる体験では、この自然豊かな地域の資源を生かし、漁業体験、農林業体験、自然・アウトドア体験、伝統味覚体験、工芸・歴史文化体験とバリエーションに富んだ体験プログラムを整えています。
私たちは、「素顔の美浜に出会える」をコンセプトに美浜のありのままの暮らしを感じ、訪れる人々と地域の人々が体験を通じて交流を行う。自然や風景を守り、伝統や文化を伝え、食を育み、互いが心高まる、感動する交流「感交」をしたいと取り組んでいます。
また、京都の台所としての役割を担ってきたこの地域は京都から1時間半～2時間に位置し、さらには北陸の古都金沢からも約1時間半の距離となり、関西圏、北陸圏からも非常にアクセスの良い地域と言えます。今後は近隣市町と連携し、将来ある日本の子どもたちの育成に全力で取り組みます。
体験プログラムは、農林業体験8種、漁業体験10種、自然・アウトドア体験6種、味覚工芸歴史文化体験19種があります。その中から、地域のインストラクターと共に汗を流し、本物のリアルな現場を体験することによって、生きる強さと自分の考え方を持ち、自発的に行動できる人間へとつなげていける体験プログラムの一部をご紹介します。
ボート体験（信頼関係と、物事を継続して活動できる心づくり）
若狭美浜はあとふる体験特有のプログラムがこのボート体験。チームワークの大切さを肌で感じ、人間関係を構築する能力を育むことができる人気プログラムです。こぎ手4人とコックス（かじとり）1人が艇に乗り込み、湖をこぎ進みます。「一艇ありて一人なし」という言葉のように、1人が頑張っても速く進まず、全員の呼吸が一つになった時、初めて湖面を滑るように進むことができます。
民泊体験（心の温かさと人としての礼儀の心づくり）
人間関係の希薄さが問題となっている中、民泊体験を通じて、人の温かさ、自分を応援してくれる気持ちを肌で感じる機会を大切にしています。自分の存在価値を再確認し、自分も高まりたいという意思、意欲を伸ばしていけるよう「心の平和教育プログラム」として「田舎の温かさや人とのつながりの大切さ」を伝えています。子どもたちは、初めて出会う新たな家族と緊張の面持ちで対面します。けれど、一緒に食事の準備をし、みんなで食卓を囲んで団らんするうちに、互いに歩み寄ろうとすることから交流が生まれます。ここで、大人や異年齢の他人との交流の方法を学ぶのです。受け入れ家庭でわが子のように接しています。偶然結ばれた数日間の縁がそれきりにならず、絆がつながっていくところに美浜の民泊体験の魅力があります。
若狭路新鮮素材で作るマイ海鮮丼作り（食の文化と若狭の漁村と農村の現状を知る）
福井県は47都道府県に先駆け、丼文化先進県として名乗りを上げ、お米の代表的品種「コシヒカリ」の発祥の地でもあります。このコシヒカリと、若狭湾で取れた新鮮な魚を自分自身で海鮮丼に合った形でさばき、マイ海鮮丼を作ります。
チームワークを育むボート体験
若狭美浜はあとふる体験推進協議会
