中小旅行会社向けシステム
百貨店、松屋グループの東栄商会(松屋トラベルサロン、東京都中央区)は、銀座松屋デパートの旅行部門として、カウンターでのパッケージ商品をメインに販売するほか、自社主催ツアーの催行も行い、百貨店の顧客・社員、関連会社の旅行を取り扱う。旅慣れた顧客が多く、宿泊施設や航空会社に対する要望もこだわりがあるため、細かな対応を心掛けている。
その同社ではアイディディ・ソフトウェアの中小旅行会社向けリテール業務支援システム「アイディディ・トラベルワーカー」を導入し、業務の効率化を図っている。
トラベルワーカーは、グーグルのクラウドサービスを利用することで初期費用と月額保守料が不要。月額アカウント料のみで使える。併せて、自社と他社の募集型企画旅行のあらゆる旅行商品に対応する「WEB連動 募集型企画旅行オプション」も提案する。
以前使っていたシステムは、使い慣れていたこともあり大きな不満はなかった。ただ、システムコストが非常に高く、営業収益を圧迫していたために切り替えを決めた。「トラベルワーカーは他のシステムに比べ、大幅なコストダウンが可能」と旅行営業部長の大貫政臣氏。
導入にあたっては、大きな混乱もなく短期間で移行できた。スタッフへのトレーニングもアイディディによる遠隔リモートの対応で、すぐに習得できたという。
「とにかく操作が簡単で使いやすい。顧客の手配内容を予約カルテに登録しておけば、次回の旅行でその情報が瞬時に生かせる」と大貫氏。
ほかにも、経理処理が円滑に処理できる点などに加え、「継続的に機能追加、バージョンアップが無償で行われ大変満足」と評価している。