全日本空輸(ANA)は4月21日、ゴールデンウイーク期間(4月29日~5月7日)の予約状況を発表した。国内線は予約数が前年比で1.3倍、国際線は予約数が2.7倍とそれぞれ好調だ。
国内線は提供座席数が前年比10.2%減の151万7958席、予約数が32.0%増の93万2696人、予約率が10.1ポイント増の61.4%。予約数はコロナ前の2018年比で15.3%減。ピーク日は、下り便が5月3日、上り便が5月6日、7日となっている。
方面別では、関西方面が1.5倍、中・四国方面が1.4倍と好調。年代別では、15歳以下が1.5倍、65歳以上が前年比1.6倍と好調。家族で帰省や旅行を楽しむ人が増えている。
国際線は提供座席数が150.2%増の21万2932席、予約数が169.4%増の15万2309人、予約率が5.1ポイント増の71.5%。予約数はコロナ前の18年比で37.0%減。海外発の旅客(訪日需要や北米・アジア間の接続需要)が好調に推移していることに加え、日本発の旅客も増えている。
方面別ではハワイが5.5倍と好調。コロナ前(18年比)の9割まで回復している。バンコク、ソウル、台北などアジア方面も日本発レジャー需要の回復傾向がみられる。