宿泊施設向けクラウドシステム
「食品衛生法等の一部を改正する法律」が公布され、この6月には原則として旅館・ホテルを含む食品を扱う全ての事業者は、「HACCP(ハサップ)」に沿った衛生管理を実践する必要がある。その中で、ライオンハイジーンは、「はやラクHACCP」を今回のホテレスショーで初披露する。
HACCPによる衛生管理は、大規模食品工場などを想定した(1)HACCPに基づく衛生管理と、旅館・ホテルや飲食店などを想定した(2)HACCPの考え方を取り入れた衛生管理の2種がある。はやラクHACCPは、この(2)の適用対象となる宿泊施設などのHACCP導入と運用をサポートするクラウドシステムだ。
システムには、本部が作成する衛生管理計画書と、店舗が実施する具体的な内容を記載した店舗マニュアル、記録を行うためのチェックリストがあらかじめ搭載されているため、少ない手間で店舗と本部が一体となってHACCP対応を実施できる。
記録データは、データベース化されてクラウド上に保管されるため一元管理による「見える化」が可能。ペーパーレス化に加え、作業の効率化にも寄与する。
各現場の状況を集約して比較・分析ができるので、現場実態の把握が容易となる。計画やマニュアル変更時もシステム上で共有し、現場への素早い落とし込みが可能。「店舗と本部が目線や水準を一致させながら活用してもらえる」と同社。
ブースでは会期中、はやラクHACCPを紹介するセミナーを実施。ほかにも、食器やグラス、客室のテーブルや椅子、トイレ回りなどをキレイにする商品を展示する。
展示会のブース(イメージ)
ライオンハイジーン株式会社