湯谷温泉郷
露天風呂で臨める自然美
開湯約1300年の歴史と美しい渓谷、自然美が自慢の温泉郷。奥三河地区にある湯谷温泉は、日本百名湯の一つに数えられ、JR飯田線・湯谷温泉駅から続く温泉街を歩くと霊山鳳来寺山の麓に湧き出る源泉「鳳液泉」が楽しめる足湯や、名物「五平餅」などが味わえる食事処、全国でも珍しい温泉スタンドなどがある。
温泉旅館では、アユ、しし肉、鳳来牛、山菜など地元食材を味わい、露天風呂からの景色を望みながら都会の喧騒を忘れたい。
温泉街にある足湯
鳳来寺山
鳳来寺
標高695メートル、1500万年前の火山の名残で流紋岩などでできている鳳来寺山。山の中腹では、約1300年前に開山された「鳳来寺」や、徳川家康公の父広忠公が世継ぎを得たいと鳳来寺に参詣し、家康公が授かったという日本三大東照宮の一つ「鳳来山東照宮」がある。
表参道の石段を登り、仁王門を過ぎたあたりで、新日本名木百選に選ばれた「傘杉」も見られる。
鳳来寺、鳳来山東照宮へは、森林浴をしながら1425段の石段を登る登山コースのほか、鳳来寺山パークウェイ駐車場から約10分で歩いていくことができる。
長篠・設楽原
馬防柵
新城は、織田信長・徳川家康が率いる連合軍と武田勝頼率いる武田軍が争った「長篠・設楽原の戦い」があるなど、国の流れを変える出来事に関わってきた。
設楽原歴史資料館では、長篠・設楽原の戦いにまつわる「火縄銃」「火おんどり」のコーナーがあるほか、幕末に日米修好通商条約調印の立役者として活躍した「岩瀬忠震」を紹介するコーナーがあるなど、五つのコーナーが設けられている。また、歴史資料館の側にある長篠・設楽原の戦いの古戦場には当時織田・徳川連合軍が武田軍騎馬隊への対応として使用していた「馬防柵」を再現したものも見られる。
設楽原歴史資料館
道の駅・もっくる新城
施設内
新東名高速の新城インターチェンジと国道151号との結節点に奥三河観光のハブステーションとしてオープンした道の駅「もっくる新城」。歴史的には、伊那街道の「山の湊」として栄えた交通の要衝にある。
もっくるの名は「木材・来る」が由来で、奥三河の木材を使用したアーチ屋根を採用するなど、人の活気、温かみを感じられる場所として、県外からも多くの人が訪れている。
施設内では、地元野菜を使った総菜バイキングや、「ししラーメン」などジビエを使ったフードコート、地元産品を扱う直売所などがある。また、道路・観光案内所、湯谷温泉を利用した足湯も併設されている。